わた惣吟味なれそめ話~わた惣うに編~
江戸から明治へ。長崎街道の旅籠から石炭景気賑わうグルメの街飯塚の食料品店へ。
戦前戦後の紆余曲折を経て、わた惣は今も変わらず吟味一筋の道を追求しております。
さて、わた惣オリジナル第1号は、維新の舞台になった下関市長府の街からご来店いただいた、稀代の食通で、元伯爵のひと言から始まりました。
「私が紹介しますから、日本一のうにを売らんですぁ」。
安価で混ぜ物の多かった練うにや、粒うにが一般的だった時代にデパートにも卸さない、下関うにの老舗中の老舗の超高級うにを販売するようになりました。
さらに元伯爵はこう続けられました。
「どうせなら、わた惣オリジナルラベルをつけて売らんですか」
うにの味が一番濃くて、高価なガゼうに(ばふんうに)100%の日本一おいしいうには、わた惣オリジナルラベル商品の第一号になりました。今日でも全国のグルメの方からご注文いただいている、根強い人気のロングセラー商品です。
ここぞという時の勝負みやげにもおすすめ致します。